避難場所（シェルター）とは、暴力から逃れ、駆け込んでくる女性と子どもたちのための安全な緊急避難場所として一時的に提供される場であり、自信と健康を取り戻し、新しい人生を始めるために自立の道をさぐる場です。一時保護施設には、公的なものと民間のものがあり、子供を連れて行くことも出来ます。１８歳未満の子供と一緒である場合には、母子生活支援施設の利用なども可能です。

 

これらの施設への入所を希望される方は、近くの配偶者暴力相談センターまたは福祉事務所に相談されることをおすすめします。それ以外にも、DV被害者は、単身でも公営住宅に入居出来ることになっています。

 

逃げる際には、以下のようなものを持って行きましょう。

 

　・現金

　・預金通帳と印鑑

　・健康保険証（コピーも可）

　・携帯電話

　・運転免許証などの身分証明書

　・ミルク、おむつ、学習道具など子供に必要なもの

 

避難中、児童扶養手当等の公的な各制度を利用するためには住民票の移動が必要になる場合があります。DVやストーカーの事案では、役所にその旨申し出ることで、夫に対し住民票や戸籍の附票の閲覧を制限できることとされています。従って、管轄の市区町村に相談した上で、閲覧制限をお願いした上で住民票を移動するようにしましょう。